渡鹿野島に消えた女・特定失踪者問題調査会

一昨年のブログで「渡鹿野島に消えた女」を紹介しました。
その後「渡鹿野島に消えた女・特定失踪者(辻出紀子さん)」という記事も紹介しました。

その後、特定失踪者問題調査会が「辻出紀子」さんの現地調査をすると聞いて、その進展が気になっていましたが、昨日その調査報告がありました。
「渡鹿野島に消えた女」は私のブログ記事でナンバー2のアクセス数を記録しています。
ですからこれは紹介せずにはいられません。

◎辻出 紀子さん
生年:昭和49(1974)年

当時住所:三重県津市

当時身分:雑誌社記者

失踪日:平成10(1998)年11月24日

最終失踪関連地点:伊勢市黒瀬町

失踪状況:
 失踪当日午後11時ごろ、勤務先の三重県伊勢市神田久志本町の出版社「伊勢文化舎」を出た後、行方不明。翌日、会社近くの損保会社(黒瀬町)の駐車場(当時、現在はカー用品店)で本人の車が発見された。車は荒らされた様子はなかった。ただし、車内にタバコが一本残っていたこと(本人はタバコを吸わない)、車の座席が後ろになっていたこと(本人の身長と合致しない)、カーステレオのスイッチが切られていたこと(本人はいつもスイッチをつけっぱなしだった)から、本人ではない第三者が車を移動させた可能性がある。
 前日までタイに旅行に行っており、帰国したばかりだった。

 失踪の直前、取材で知り合った尾鷲市在住のA氏から数度本人に電話があり、A氏と駐車場で待ち合わせをしたと推測されている。A氏によれば、「自分の車の中で取材の件で辻出さんと1時間ほど話をして、別の海岸に近いところで辻出さんを降ろした」というものだった。三重県警は、A氏を被疑者として別件(別の女性の拉致監禁容疑)で逮捕したものの、裁判で無罪となった。A氏は「無罪になれば全てを話す」と語っていたが、その後一切の証言を拒否している。

<調査結果>

 (1) A氏が辻出さんとの接触について「自分の車の中で取材の件で辻出さんと1時間ほど話をして、別の海岸に近いところで辻出さんを降ろした」と当会のホームページに掲載していたが、今回関係者からは「海岸に近いところで辻出さんを降ろしたという情報は入っていない」との指摘があり、当時の情報を精査しているが、どの情報を根拠としたのか明確でないため、報道等で使われている男性の証言「駐車場から少し離れた県道沿いで車から降ろした」と訂正することとなった。

 (2) 失踪当日の夜11時頃、紀子さんが伊勢文化舎を出た際に同舎に上着を残していたことについて、ご両親に再確認を行った。11月という季節と、夜という時間帯を考えれば、外は肌寒い温度であったと考えられ、上着も着ずに帰宅するとは考えにくく、「第三者に呼び出されたとしても、用事を済ませたら直ぐに文化舎に戻って来るつもりで出かけたのではないか?」との意見が出された。このように「ちょっと出てくる」というような状況の残っているケースは特定失踪者の中でも多数あり、同じ三重で失踪した辻與一さんも同様である。

 (3) 車両が発見された黒瀬町の会社駐車場(現在はカー用品店)は、紀子さんの勤務先である伊勢文化舎から車で実走してみるとゆっくり走行しても5分弱の距離(約1.2km)であった。紀子さんには失踪当日の夜、最後に会ったとされるA氏から昼間に2回会社へ電話があり、夜10時に紀子さんの携帯に1回電話が入っていることから、A氏が紀子さんに何らかの用事で会いたがっていたことが窺われるが、夜11時頃に会社を出た紀子さんは11時12分にA氏に電話をしたことが通話記録から判明しており、仮に車両発見現場で紀子さんと知人男性が待ち合わせをしていたのなら、11時12分時点で男性は車両発見現場にはいなかったことになる。このことから、「実は別の場所で会っていたのではないか? 紀子さんの身に何かが起きた後、第三者が紀子さんの車を発見現場まで移動してきたのではないか?」との意見が出され、今後詳細な検証が必要との結論となった。

 ※ 第三者による移動説については、ご両親からも次の指摘があった。
(ア) 紀子さん(身長約161cm)が運転するときのシートポジションがいつもより後ろに下げてあり、父・泰晴さん(身長168.5cm)がそのままのポジションで違和感なく運転できたこと。
(イ) 紀子さんは車を運転する際は、眠気覚ましのため常に「カーステレオのスイッチを入れっぱなしで大音量にしていた」はずが、父・泰晴さんが車のメーンスイッチを入れるとカーステレオのスイッチが切ってあったこと。
※辻出さんの自宅は津市であり、伊勢市までは車で通勤していた。片道所要時間は約1時間であった。

  (4) 辻出さん失踪の約7年前、三重県津市から韓国旅行に出かけて失踪した大政由美さんとの接点が浮上した。


前の記事へ---次の記事へ

この記事へのコメント

この記事へのトラックバック

  • レイバン ウェイファーラー

    Excerpt: 渡鹿野島に消えた女・特定失踪者問題調査会 日々佳良好/ウェブリブログ Weblog: レイバン ウェイファーラー racked: 2013-07-05 22:06